バイデン氏は米国の恥、歴代大統領と比較しメドベージェフ氏が批判

[モスクワ 8日 ロイター] - ロシアのプーチン大統領の盟友で前大統領のメドベージェフ安全保障会議副議長は8日、バイデン米大統領を米国にとり「狂気の」恥だと批判し、自身をルーズベルト元大統領と比較する資格はないと述べた。

バイデン大統領は7日の一般教書演説の冒頭、ルーズベルト大統領(当時)が1941年に議会で行った演説に言及し、米国は歴史上かつてない転換期に直面していると述べた。

また国防費を拡大しないNATO加盟国に対する侵攻をロシアのプーチン大統領に促すような発言をしたトランプ前大統領について「私の前任者はプーチンに『好きなようにすればいい』と言ったが、これは言語道断で危険で、容認できない」と批判。プーチン氏に向けて「われわれは立ち去らない」とも述べた。

メドベージェフ氏はX(旧ツイッター)に「ルーズベルトは車椅子の病弱な人だったが、米国を恐慌から救った。一方、バイデンは、人類を地獄に引きずり込むことに全力を傾ける狂気の知的障害者だ」と投稿。

「ルーズベルトは、旧ソ連を含む同盟国とともに平和のために戦っていた。バイデンは積極的かつ執拗に第3次世界大戦を起こそうとしている」「ルーズベルトはファシストと戦っていたが、バイデンはファシストのために戦っている。彼は米国の恥だ」と批判した。

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