「再び5万人の観衆に...」日本のアウェー北朝鮮戦に韓国メディアも注目!「平壌で全力を結集する戦略を取るだろう」

2026年の北中米ワールドカップのアジア2次予選が3月に再開される。日本は21日に国立競技場で、26日に平壌の金日成スタジアムで北朝鮮と対戦する予定だ。

森保ジャパンのこの2連戦、とりわけアウェーでの一戦に韓国メディアが注目。『SPOTV NEWS』は「北朝鮮としては13年ぶりに日本をホームに呼ぶことになる」と伝え、過去の対戦を振り返る。

「2011年11月15日、平壌の金日成スタジアムには5万人の観客が集まり、日本への野次を浴びせた。試合前の国歌斉唱で日本の国歌「君が代」が鳴り響くと、聞こえないほどの歓声が沸き起こった。

試合では、北朝鮮の強烈な体当たりに、日本は自分たちのプレーをしっかり見せられず揺らいだ。惜しいシュートは前半のアディショナルタイムまで待たなければならなかったほどだ。負傷者が担架で運ばれると、北朝鮮の観客から拍手が沸き起こる。結局、後半4分にパク・ナムチョルに決勝点を許し、0-1で敗れた」

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今回の対戦も簡単な試合にはならないだろう。SPOTV NEWSは「アジアサッカー連盟(AFC)は予定通りに平壌で日本戦を行なうことを決めた模様だ」と報じ、「もし日本が金日成スタジアムで試合をする場合は、再び5万人の観衆に人工芝での試合となるだろう」と見通す。

さらに「日本の立場からすると、同じグループのシリアやミャンマーよりも、北朝鮮ははるかに厳しく、情報も少ないので、より繊細なアプローチが必要だと思われる」と見解を示す。

一方、北朝鮮に関しては「恐怖を武器にするのには十分だ」と強調。「アジアカップで日本が、フィジカルを前面に押し出したサッカーに少なからず弱点を露呈したという点で、東京で最低限、引き分けに持ち込み、平壌で全力を結集する戦略を取るだろう」と展望した。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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