<第47回日本アカデミー賞>話題賞受賞の山田裕貴「話題だけではなく主演俳優賞をいつか取れるようになりたい」

山田裕貴、第47回日本アカデミー賞授賞式にて(C)日本アカデミー賞協会

「第47回日本アカデミー賞授賞式」が8日、都内で開催され、『日本アカデミー賞 話題賞/俳優部門』を受賞した山田裕貴が登壇した。昨年話題賞を受賞し今年のプレゼンターを務めたSixTONESの松村北斗から賛辞が贈られると、山田は「話題だけでは終わらないような、長く続く話題を残せるような俳優になりたい」と熱い思いを吐露した。

『日本アカデミー賞 話題賞』は、ニッポン放送の看板番組『オールナイトニッポン』リスナーの『今年、最も話題を集めた』と思われる『作品』と『俳優』を投票して決定する、日本アカデミー賞全部門のなかで、唯一ファンの投票によって決まる賞。山田は『キングダム 運命の炎』、『ゴジラ-1.0』、『東京リベンジャーズ2 血のハロウィン編 -運命-/-決戦-』、『BLUE GIANT』(声の出演)など、数々の話題作に出演した。

プレゼンターを務めたSixTONESの松村は「山田さんのここ1年の活躍を僕も憧れの思いで見ていたので、勝手ですが一緒に嬉しく思っています」と賛辞を送ると、山田は「僕は俳優を目指したのが18歳のころ。名古屋から上京して俳優の養成所に通っていました。そのとき『いつかアカデミー賞の舞台に立つような男になる』と書いて13年が経ちました」とこれまでを振り返る。

山田は受賞の対象となった作品に触れ「携わった作品によってこの場に立たせていただけて本当に感謝しています」と頭を下げると「でも先ほどから会場で授賞式を拝見させていただいていると、やっぱりいつか(主演賞や助演賞など)5人のなかに自分もいたいと思いました」と正直な胸の内を吐露する。

さらに山田は「一応13年やらせてもらっていますが、まだ新人賞はいただけますか?」と会場に問いかけて笑いを誘うと「新人賞から助演俳優賞、そして主演俳優賞をいつか取れるような、話題だけで終わらず、長く続く話題を残せるような俳優になりたいとここに宣言します」と力強く述べると、会場からは大きな拍手が巻き起こった。

また山田はこの日、声優として参加した『BLUE GIANT』が最優秀音楽賞を受賞した瞬間、大きく手を広げガッツポーズを見せるなど映画への愛が随所に垣間見られた。

作品部門は『キリエのうた』が受賞した。

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