小松の魅力たっプリン 新幹線駅開業控え新名物へ31種類

こまつプリンの発信を誓った関係者=小松市観光交流センター「Komatsu九」

 16日の北陸新幹線小松駅開業に向け、小松菓子業組合は8日、小松の新名物を目指す「こまつプリン」の発表会を、市観光交流センター「Komatsu九(コマツナイン)」で開いた。市内の和菓子店と洋菓子店、カフェの計21店舗が、一般的な形から大福形やどら焼き形などまで趣向を凝らした31種類を開発。「こまつプリン百物語」と銘打ち、各店舗などで販売に力を入れていく。

 長池正理事長が「小松がプリンのまちになると期待している」とあいさつし、宮橋勝栄市長が祝辞を贈った。ほくりくアイドル部が「こまつプリン親善大使」に任命され、市出身の加藤千夏さん(16)ら12人が来場者約90人とともに「小松をプリンで元気に」と声をそろえ、盛り上げた。

 小松菓子業組合は、市応援隊長であるサンリオの人気キャラクター「ポムポムプリン」を市出身のデザイナーが手掛けたことにちなんで、和洋の垣根を越えてプリンを新名物にする準備を進めてきた。

 こまつプリンは、組合に商品登録し、市のイメージキャラクター「カブッキー」がデザインされた「こまつプリンシール」を貼ることで認定商品となる。

 洋菓子店で40年にわたり親しまれたプリンや、バウムクーヘンにプリンようかんを詰めた品、じろあめや加賀棒茶、プロテインを使った品、せんべい型など多彩。ほかに10店舗ほどがプリンを開発中で、種類が増えていく見通し。

 各店舗で販売するほか、コマツナイン内の「こまつ土産店(とさんてん)」と小松空港内の「空の駅こまつ」で取り扱われる品もある。

  ●応援ソング発表予定

 ほくりくアイドル部は、北陸新幹線小松駅開業に向け、小松の応援ソングの発表を予定している。歌詞には「こまつプリン」など小松の魅力をたっぷりと盛り込むという。

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