大阪万博見据え京都丹波の強みPR 「森の京都」サイトで心身癒す原生林や鍾乳洞紹介

亀岡、南丹、京丹波3市町の癒やしスポットを紹介するサイトの画面

 京都府の丹波地域の健康的な観光資源を発信する森の京都地域振興社(DMO)ホームページ内のサイト「京都丹波×ウェルネス」に「癒やし」が加わった。森林浴や座禅などを体験できる亀岡、南丹、京丹波3市町のスポットを紹介し、都市部からアクセスしやすい上、豊かな自然や静かな山里を味わえる魅力をアピールする。

 同サイトは府南丹広域振興局が企画、昨年3月に開設した。最初のテーマは「発酵」を取り上げ、第2弾として内容を充実させた。

 心身が癒やされる場所として、西日本屈指の原生林・芦生の森(南丹市美山町)や府内唯一の鍾乳洞がある質志鐘乳洞公園(京丹波町)など6カ所を選んだ。田園を馬に乗って散歩したり、寺院敷地内でキャンプをして夜に座禅したりできる場所もあり、静寂さや神秘性を売りにする。

 同振興局は、自然に触れられる農産物収穫やラフティングなど「体験」を第3弾に予定し、2024年度の府予算案に計上している。「25年大阪・関西万博も見据え、丹波観光の強みを発信していきたい」としている。

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