熊本県知事選挙に立候補 木村 敬(きむら・たかし)氏の経歴・政策まとめ

任期満了に伴う熊本県知事選挙が3月7日告示、3月24日投開票の日程で実施されています。今回の熊本県知事選挙には届け出順に宮川一彦(みやがわ・かずひこ)氏(58)、幸山政史(こうやま・せいし)氏(58)、毛利秀徳(もうり・ひでのり)氏(46)、自民党と公明党が推薦する木村敬(きむら・たかし)氏(49)の無所属新人4名が立候補しました。本記事では無所属新人の木村敬氏についてご紹介します。

熊本県知事選挙に立候補 宮川 一彦(みやがわ・かずひこ)氏の経歴・政策まとめ
熊本県知事選挙に立候補 幸山 政史(こうやま・せいし)氏の経歴・政策まとめ
熊本県知事選挙に立候補 毛利 秀徳(もうり・ひでのり)氏の経歴・政策まとめ

東京都出身、東京大学卒業。自治省(現 総務省)に入省し、総務部長、熊本県副知事等を歴任

木村氏は1974年東京都生まれ、東京大学法学部卒業。自治省(現 総務省)に入省し、鳥取県、熊本県赴任を経て、総務部長、熊本県副知事等を歴任しました。

木村氏が掲げる政策とは

木村氏は自らのホームページにおいて以下の施策を公表しています。

1 県民の命と暮らしを守る!
ソフトとハードの対策で地域の防災力を高め、県民の命を守り抜きます。
さらに、創造的復興を力強く継続し、”命と清流を守る”緑の流域治水を推進するとともに、球磨川リバーミュージアム構想や鉄道・道路の復旧により人吉・球磨地域の経済・観光を必ず復活させます。
熊本の宝である水を、地下水利用の影響の最小化と環境モニタリングの徹底で、確実に守ります。

2 不退転の決意で【渋滞解消】を実行!
「(仮称)新・熊本道路公社」を創設し、都市高速の建設を推進します。
熊本都市圏の交通渋滞解消に向けて直ちに緊急対策を実施するとともに、抜本的な将来交通計画を策定し、空港アクセス鉄道の整備や豊肥本線の機能強化、バス路線の拡充など、新たな公共交通体系の構築を進めていきます。
さらに、世界に開かれた新生シリコンアイランド九州の実現に必要な人流・物流を確保するため、「すべての道は熊本に通じる!」幹線道路インフラの整備を推進するほか、熊本の空の玄関口・阿蘇くまもと空港を活性化します。

3 安心して結婚・出産・子育てできる社会を実現!
熊本の未来を担うこどもたちのために、「こどもまんなか熊本」を実現します。
少子化対策に徹底的に力を入れるべく、若者や子育て世代など当事者との直接対話を重ね、婚活支援、不妊治療の支援、周産期医療の充実、保育・教育環境の改善、安心して働ける職場環境づくり等を進め、安心して結婚・出産・子育てできる社会を全力で実現します。
こども食堂等の地域の居場所づくり、児童相談体制、里親支援センターを充実させ、地域でこどもを育成する安全・安心な環境を構築します。

4 日本一の健康長寿社会を実現!
熊本で日本一の健康長寿社会を実現し、人生100年時代を充実させます。
担い手の確保、医療DX等により地域の医療介護提供体制を確保するとともに、健診受診率向上や食生活の改善、フレイルの予防等で健康寿命を延伸します。
また、地域包括ケアシステムの構築・充実や総合的な認知症施策の推進とともに、高齢者スポーツや地域・文化活動等の生きがいづくりを支援することにより、人と人、人と資源が世代や分野を超えてつながる地域共生社会を創生します。
新たな健康危機発生に備え、医療提供体制及び医薬品等の安定供給体制を確保し、「健康危機に強い県・熊本」を確立します。

5 世界に伍する質の高い教育を実現!
変化の激しい時代に対応した教育改革を現場目線で進め、学校の働き方改革、専門スタッフの配置拡充、授業の質の向上を図ります。生徒の個性が輝くような県立高校の魅力化、グローバル人材の育成、県内外の高等教育機関との連携強化を推進します。また、「熊本の心」で、郷土への愛と誇り、志を育成します。
さらに、障がいの有無、年齢、国籍、民族、文化等の違いに関わらず、地域社会の構成員として共に生きるインクルーシブな多文化共生社会を実現します。

6 「食のみやこ熊本県」の創造!
熊本の豊かな食文化を活かし、高付加価値化を進めることで、稼げる農林畜水産業を実現し、素晴らしい「食のみやこ熊本県」を創造します。これによって、熊本の農林畜水産業を日本一にします。
高付加価値化に向けて、食育の推進を図るとともに、食文化を活かした新商品開発、ブランド化、輸出販路拡大など、様々な支援を進めます。
そのためにも、後継者育成に全力を注ぎ、若手就業者のネットワーク化、農福連携、外国人就労者の受入れ等を進め、農林畜水産業の担い手の確保・育成を行います。

7 県内すべてにTSMC効果を波及!地域の課題・経済にコミット!
市町村との連携強化を県政の基本に置き、地域ごとの個性ある経済振興を推進するため、「地域未来創造会議」を立ち上げます。各市町村の独自振興策を実現することで、TSMC進出効果を全県に波及させます。八代には、新たな県営工業団地や物流拠点を整備し、県南振興を進めます。
また、熊本が大好きなこどもたち、孫たちが県外に行かず熊本で暮らし続けられるとともに、一旦県外に出た出身者が喜んで故郷に帰って来られるよう、魅力ある地域づくりを行います。さらに、熊本に魅力を感じている人たちへの移住・定住・起業家支援を積極的に行います。

8 熊本経済のイノベーションを実現!
国と一体となってJASMプロジェクトを成功させ、半導体関連産業の振興を進めた上で、くまもと版サイエンスパーク構想やくまもと版スタートアップ・エコシステム、中小企業・小規模事業者の支援、積極的なビジネスの国際化への対応を通じて、熊本経済のイノベーションを実現します。
これにより、雇用確保や所得向上を図り、県民の豊かな暮らしを実現します。

9 スポーツ、観光、文化芸術を戦略的に振興
半導体関連産業の展開で熊本経済が沸く今だからこそ、スポーツ、観光、文化芸術に最大限の力を入れ、くまモンをさらに活かしつつ、KUMAMOTOを世界に飛躍させます!
プロスポーツの支援やスポーツ・ツーリズムを推進するとともに、長年の懸案であるスポーツ文化施設の整備は、熊本市や意欲のある市町村、事業者と協力し、方向性を決めます。
また、体験型ツーリズムや温泉、食文化、祭りの商品化、二次交通網の充実等により、熊本全域を高付加価値な周遊型観光地として磨き上げます。
さらに、若い世代のアーティストの支援、熊本の宝物である永青文庫の活用、劇場・博物館・美術館・図書館の充実等により、文化芸術を戦略的に振興します。

10 SDGs先進県としての責任ある「くまもと新時代」行政
SDGs先進県として、脱炭素(ゼロ・カーボン)の標準化、循環型経済(サーキュラーエコノミー)の実現を行います。
SDGsの理念に基づいた新たな総合計画「くまもと新時代共創戦略(仮称)」を県民とともに策定・実行します。これまでの県庁の人事制度・人材戦略を見直し、元気な県職員による県民サービスの充実を進めます。さらに、知事のトップセールスで、国内外の企業や大学・研究機関から選ばれる熊本県を実現します。

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