米政府閉鎖を回避、上院も24年度予算案の一部可決

Richard Cowan David Morgan

[ワシントン 8日 ロイター] - 米議会上院は8日、2024会計年度(23年10月─24年9月)予算案の一部を可決した。現行のつなぎ予算の期限を数時間後に控え、政府機関の一部閉鎖を回避した。

農業、運輸、住宅、エネルギー、退役軍人などのプログラムの予算を手当てする4675億ドルの歳出パッケージで、賛成75、反対22と超党派の支持を得て可決した。法案はバイデン大統領の署名を経て成立する。これらのプログラムの予算は8日深夜が期限だった。

下院は今週、同法案を容易に可決したが、上院では一部の共和党保守派議員が移民問題などに関する採決を要求したため遅れが生じた。これらの採決は全て否決された。

議会は依然として軍事、国土安全保障、医療などをカバーするより大規模な歳出法案について合意する必要がある。これらの予算は22日に失効する。

© ロイター