ハーク&F-2空中給油に初の緊急避難体験など、「小牧基地オープンベース」レポート

名古屋飛行場 2024年3月3日撮影 97-3603 ボーイング KC-767J (767-2FK/ER) 航空自衛隊

航空自衛隊小牧基地(愛知県小牧市)は、2024年3月3日(日)に「令和5年度小牧基地オープンベース」を開催しました。

今年はブルーインパルスの展示飛行はなかったものの、同基地所属のKC-130H、KC-767空中給油・輸送機やC-130H戦術輸送機が大活躍したほか、岐阜基地所属のF-2戦闘機が迫力の機動飛行を披露しました。

オープニングフライトは、KC-767空中給油・輸送機、C-130H戦術輸送機による編隊飛行を実施。C-130Hはその後基地上空を8の字旋回したり、タッチアンドゴーを実施したりするなど会場を沸かせます。

© FlyTeam てくろくさん名古屋飛行場 2024年3月3日撮影 97-3603 ボーイング KC-767J (767-2FK/ER) 航空自衛隊

続いて、同基地オープンベース名物とも言われるC-130Hおよび岐阜基地所属のF-2戦闘機とKC-767による模擬空中給油飛行が行われました。F-2は模擬空中給油を終えるとそのままアフターバーナー全開でキレのあるデモフライトを披露しました。

© FlyTeam k-spotterさん名古屋飛行場 2024年3月3日撮影 97-3603 ボーイング KC-767J (767-2FK/ER) 航空自衛隊 © FlyTeam ニュース「令和5年度 小牧基地オープンベース」模擬空中給油 © FlyTeam totsu19さん名古屋飛行場 2024年3月3日撮影 03-8105 三菱 F-2B 航空自衛隊

正午ごろからは、同基地が“空自初”をうたう参加型イベント、KC-130Hによる邦人輸送ミッションを模した緊急避難体験が行われました。オープンと同時に整理券が配布されましたが、ものの数分で規定枚数に達して参加が締め切られる人気ぶりです。整理券をゲットできた人は、カーゴが空いた状態のKC-130Hに乗って地上を滑走するというレア体験ができたのでした。

© FlyTeam KomaKomaさん名古屋飛行場 2024年3月3日撮影 45-1074 ロッキード C-130H ハーキュリーズ 航空自衛隊 午後からは、UH-60J救難ヘリコプターによる救難展示が行われました。天気が崩れることなく晴天が広がったオープンベース。地上には、昨年に続きボーイング777政府専用機が登場。飛行開発実験団所属の“赤い”F-2戦闘機も展示されていたほか、まもなく退役する海上自衛隊のU-36A多用機も姿を見せるなど、盛況のうちに幕を閉じました。 © FlyTeam ニュースUH60-J救難ヘリコプター「令和5年度 小牧基地オープンベース」 © FlyTeam Wasawasa-isaoさん名古屋飛行場 2024年3月3日撮影 88-4608 三菱 UH-60J 航空自衛隊 © FlyTeam ニュースボーイング777政府専用機「令和5年度 小牧基地オープンベース」 © FlyTeam ニュース岐阜基地飛行開発実験団所属のF-2戦闘機「令和5年度 小牧基地オープンベース」 © FlyTeam てくろくさん名古屋飛行場 2024年3月3日撮影 9206 リアジェット U-36A 海上自衛隊

いよいよ始動する2024年航空祭シーズン。4月27日(土)には「アメリカフェスト2024」(アメリカ空軍嘉手納基地)、27・28日(土・日)には「エアーメモリアル in かのや 2024」(海上自衛隊鹿屋航空基地)が予定されています。また、まもなく航空自衛隊ブルーインパルスの2024年スケジュールも発表されるとみられていますので、春の“基地活”計画を立ててみてはどうでしょうか。

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