女子プロレス団体・スターダムは3月8日、都内で記者会見を開催。10度目の防衛を目ざすSTRONG女子王者のジュリアが『3.10東京・後楽園ホール大会』に向けて意気込みを語った。
CMLL世界女子王座&CMLL世界女子タッグ王座の2冠王、ステファニー・バッケルの挑戦を受けたジュリアは、「やっぱ世界は広い。このストロングのベルトと一緒に過ごしているからこそ、こういう出会いもあるんだなと感じている」と感慨に浸りながら、対戦相手の印象を次のように述べた。
「彼女のことはアメリカの新日本の大会で何度か試合を見ていて、どことなく通ずるものが私たちにあるような、そんなものを彼女の試合を見て感じていたので、いつか手を合わせてみたいなと私は思ってた。ずっと試合してみたいなと」
さらに、ジュリアは「ストロングのベルトは、メルセデス・モネのために作られた」という風評が立っていることに対し、「ベルトを取ったあともその言葉がずっと自分について回ってきて、それが悔しくてムカついて…」と唇をかみしめた。
最後にジュリアは「でも、やっとちょっとジュリアの色に染まってきたんじゃないの?」と確かな手応えを口にすると、「だから、私はこいつとまだまだ一緒に過ごすつもり。高い山の頂上へ行き、一緒に絶景を見に行く」と語気を強めた。
一方で、挑戦者のステファニーは、「私はチリ出身で、CMLLの代表としても来たつもりです」と自己紹介。「私は前回スターダムに来たことがあるけれども、それよりもずっと成長している。だから、このジュリアが持っているストロングのベルトを必ず取りたいと思います」と宣戦布告した。
取材・文●大田更紗(THE DIGEST編集部)