衆院岩手3区・藤原崇氏が自民青年局長辞任 「信頼損ねる行為」

和歌山市での会合について謝罪する藤原崇氏(左)と中曽根康隆氏=奥州市水沢

 自民党和歌山県連が主催し、党青年局幹部や近畿の若手地方議員らが参加した会合に、露出の多い衣装の女性ダンサーを複数招いていたことが分かった。県連が8日、明らかにした。懇親会ではダンサーに口移しでチップを渡す参加者もいたといい、その場にいた青年局の藤原崇局長(衆院岩手3区)と中曽根康隆局長代理(群馬1区)はいずれも辞任した。

 藤原氏は同日夜、中曽根氏と奥州市水沢で記者団に対し「そこで止めるなどの対応を行うべきだった。国民の信頼を損ねる行為でおわび申し上げる」と謝罪した。会合の費用の出どころは「分からない」と説明。女性の体を触るなどの行為はなかったとし、議員辞職や離党は否定した。自身が務める県連会長職については「幹事長と相談する」とだけ述べた。

 和歌山県連青年局長の川畑哲哉県議は和歌山市で記者団に、女性ダンサーを招いた理由について「多様性の重要性を問題提起しようと思った」と釈明した。

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