米軍、ガザ埠頭60日で整備 1日200万食配布へ

 【ワシントン共同】米国防総省のライダー報道官は8日の記者会見で、バイデン大統領がパレスチナ自治区ガザの地中海岸で建設するよう米軍に指示した臨時の埠頭について、千人以上の米兵を動員して60日以内に整備すると明らかにした。海岸に続く道路も造り、完成すれば1日200万食を配布できるとの見通しを示した。

 ライダー氏は、米軍はガザの地上では活動しないとも強調。国連や非政府組織(NGO)と協力し、支援物資を届けるとした。

 米中央軍は8日、ヨルダン空軍と協力し、C130輸送機から約1万1500食分の食料をガザ北部に投下した。

© 一般社団法人共同通信社