酸味が加わりすっきり 皆生温泉 「海に降る雪」新酒完成

完成した日本酒を手にする関係者=8日、米子市皆生温泉4丁目の皆生グランドホテル天水

 米子市の皆生温泉のオリジナル日本酒「皆生温泉・海に降る雪 上代」の新酒が出来上がり、同市皆生温泉4丁目の皆生グランドホテル天水で8日、発表会が開かれた。今年は適度な酸味も加わり、すっきりとした味わいに仕上がっているという。

 「海に降る雪」は同温泉旅館組合と千代むすび酒造(境港市大正町)、どぶろく会社の上代(伯耆町福岡)が連携して製造、販売している。米作りから仕込みまでそれぞれの作業にお互いが協力し、今回で16年目を迎えた。

 伯耆町福岡地区で栽培された酒米を使い、1月初めから千代むすび酒造で仕込みを開始。シュワッとした発泡により、瓶内で成分が雪のように舞う活性にごり酒となっている。

 発表会には関係者が出席し、同旅館組合の伊坂明組合長が「16年目を迎え、毎年、たくさんの人に楽しんでもらっている。今回は酸味もあり、食事に合いそう」と出来栄えを語った。

 今年は500ミリリットル瓶2千本を瓶詰めする。同温泉の各旅館で提供、販売するほか、境港市にある千代むすび酒造の直売店舗や米子市観光センター(同市皆生温泉3丁目)でも販売する。

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