石川県のアンテナショップ開店 東京駅近くに移転

アンテナショップ「八重洲いしかわテラス」のオープン記念セレモニーであいさつする岸田首相(右端)=9日午前、東京都中央区

 能登半島地震で大きな被害を受けた石川県が9日、JR東京駅近くにアンテナショップ「八重洲いしかわテラス」をオープンし、記念のセレモニーが開かれた。能登の名産品を扱うスペースも設けられ、担当者は「復興に向け、情報発信の拠点にもしていきたい」と意気込んでいる。

 県のアンテナショップは昨年10月まで東京・銀座にあったが、今月16日の北陸新幹線金沢―敦賀(福井県)間の延伸開業に合わせて移転。開業をPRするブースのほかに、能登の地酒や食品、輪島塗などの工芸品を展示・販売する「復興応援ブース」も設けた。

 店の天井に県産スギ材を使用し、和傘をモチーフにした装飾が施されている。

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