40歳のボットーが地元トロントのブルージェイズとマイナー契約へ

日本時間3月9日、レッズとの10年契約が終了してキャリアで初めてFAになり、現在に至るまで契約が決まらない状況が続いていた40歳のジョーイ・ボットーが地元トロントのブルージェイズとのマイナー契約に合意したことが明らかになった。関係者によると、ボットーがメジャーのロースター入りを果たした場合の年俸は200万ドル。さらに最大200万ドルの出来高も設けられているという。ボットーはメジャー18年目のシーズンを目指し、招待選手としてキャンプに合流する。

ボットーはレッズ一筋17年のメジャー生活で通算2056試合に出場し、2135安打、打率.294、356本塁打、1144打点、1365四球、出塁率.409、OPS.920をマークしている強打者。オールスター・ゲーム選出は6度を数え、2010年にMVP、翌2011年はゴールドグラブ賞を受賞した。2018年以降は打棒に陰りが見え始めていたが、2021年に自己2位タイの36本塁打と復活。しかし、ここ2シーズンは故障の影響もあって再び低迷が続いており、昨季は65試合で打率.202、14本塁打、OPS.747に終わった。

現役続行を希望していたボットーに関して、オフシーズン当初からブルージェイズは有力な移籍先候補に挙げられていた。ブランドン・ベルトがFAとなって退団したためDHが空き、左打者が不足しているというチーム状況もあったからだ。しかし、ブルージェイズはDH要員としてジャスティン・ターナーを獲得。ボットーが地元トロントでプレーする可能性は消滅したかに思われたが、地元トロント出身の名選手に対し、ブルージェイズがマイナー契約で手を差し伸べることになった。

DHはターナー、一塁にはブラディミール・ゲレーロJr.という不動のレギュラーがいるものの、ともに右打者のため、DH/一塁の控えとして左打者1人がベンチ入りすることが予想される。ボットーが狙うのはその1枠だ。昨季メジャーデビューしたスペンサー・ホーウィッツ、ボットーと同じくマイナー契約のダニエル・ボーグルバックという2人がライバルとなりそうだ。

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