“木の魅力”を体感してほしい 美作ヒノキ使用の玩具や家具など新調 親子連れらに好評/岡山・津山市 

津山市立図書館=岡山県津山市=は、美作ヒノキを使ってオリジナルの木育玩具や家具などの備品を新調し、館内各コーナーに設置した。

木の魅力を体感してもらう「木育」の推進、地場産材の利用促進を狙いに森林譲与税を活用。

子育て支援コーナーには、ヒノキの風合いを生かした積み木、幼児用のテーブルと椅子、自然コーナーには、県内地図の市町村をピースにしたパズル、住宅建材を分かりやすくガイドした「原木カットモデル」を配し、それぞれ床は杉材のフローリングにした。

さらに新刊コーナーには書架とキャスター付きのブックトラック、おはなしの森コーナーには、球形や卵形に削った数千個をサークルの中に入れた「木球プール」もある。

子育て支援コーナーを利用した勝央町平の主婦(34)は「積み木の香り、肌ざわりもよく癒やされますね。2歳の息子は夢中の様子」とにっこり。

備品は美作市内の製材業者が作製し、今月3日に設置。事業費約400万円。

菊入典子館長は「木の温もりを感じられ、居心地がいいと親子連れらに好評」としている。

新刊コーナーに設置された書架とブックトラック

© 津山朝日新聞社