【ペット費用調査】犬の「首輪・リード代」「交通費」が増加 コロナ明け→外出機会増 猫は健康志向

ペット保険を扱う「アニコム損害保険」はこのほど、同社ペット保険契約者へのアンケートをもとに、2023年の1年間にペットにかけた年間支出額を調査。犬・猫それぞれの年間費用では、犬が33万8623円(前年比94.8%)、猫が16万9281円(同比105.3%)となった。

犬にかける費用では「シャンプー・カット・トリミング」(同比102.0%)、「首輪・リード」(同比102.0%)、「交通費」(同比111.3%)が増加。このうち「首輪・リード」「交通費」は外出に関連し、回答では「コロナが落ち着き、外出が増えた」「旅行が多かった」「イベントにたくさん参加した」など、犬と一緒に外出する機会が増えたという声が数多く寄せられた。一方、猫にかける費用では「フード・おやつ」(同比106.6%)、「サプリメント」(同比125.9%)が増加していた。

また、その他のペットの年間費用では、うさぎが13万302円(同比90.7%)、ハリネズミやハムスターなどの小動物が9万5652円(同比89.2%)で、ともに微減。ただ「飼育に伴う追加の光熱費」が犬・猫よりも高い点は前年同様。うさぎや小動物はエアコンはもちろん、専用ヒーターやライトなどで適正温度を保つ必要がある。そのぶんの光熱費が結果にあらわれたかたちとなった。

なお、同調査は同社のペット保険「どうぶつ健保」契約者に実施されたアンケートの結果をもとに算出された。有効回答数は2023年分調査が5217、2022年分調査が2388となっている。

(よろず~ニュース調査班)

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