ドジャースが二遊間を入れ替え 当面のあいだベッツが正遊撃手に

韓国で行われる開幕シリーズ2連戦が約10日後に迫るなか、パドレスに続いてドジャースも二遊間を入れ替えるという決断を下した。日本時間3月9日、ドジャースのデーブ・ロバーツ監督は当面のあいだ、ムーキー・ベッツを正遊撃手として起用していく方針を発表。今季はベッツを正二塁手に固定し、昨季を全休したギャビン・ラックスを正遊撃手として起用する予定だったが、ラックスのスローイングの不安定さが改善されないため、二遊間の入れ替えを決断した。

ロバーツ監督は日本時間3月9日に行われているレッズとのオープン戦にベッツを「1番・遊撃」で起用。暫定的な措置ではなく、指揮官は「今のところ、永久的なものだ」と話しており、当面のあいだはベッツを正遊撃手として起用していくことになった。不安定なスローイングが目立っているラックスを二塁に移し、守備面の負担を軽減したいという思惑があるとみられる。

ロバーツ監督は「失点を防ぎ、勝つチャンスを増やすために、球団組織全体として最善の選択だと思っている」とコメント。「ギャビンは近年、ショートよりもセカンドでプレーすることが多かった。だから、彼をセカンドに戻し、投げる距離を短くしてあげることで、全体的に身体への負担を減らし、成功を収めるチャンスを与えることができる」と二遊間の入れ替えを決断した理由について説明した。ベッツとラックスの両者と話し合いを行い、両者からの同意を得たうえで、決断が下されたという。

ベッツは「間違いなく大きな変化だけれど、楽しみでもある」とコメント。「これ以上のプレッシャーはないよね。ドジャースの選手である以上、常に大きなプレッシャーを感じているけれど、ドジャースの正遊撃手を務めることはさらにプレッシャーが大きくなる。でも、僕はそれが好きだし、楽しみたい」と頼もしい言葉を残した。昨季はメジャーで初めて遊撃を守り、16試合(うちスタメン12試合)に出場したが、今季はさらに多くの試合で遊撃の守備に就くことになりそうだ。

The post ドジャースが二遊間を入れ替え 当面のあいだベッツが正遊撃手に first appeared on MLB.JP.

© MLB Advanced Media, LP.