ケアンズ・タイパンズ（NBL／オーストラリア）のボビ・クリントマンが2024年のNBAドラフトにおいて、指名資格を得るための書類をNBA事務局に提出したと『ESPN』が報じた。
スウェーデン出身で、昨シーズンはNCAAディビジョン1のウェイク・フォレスト大学に在籍していたクリントマン。208センチ102キロのウイングで『ESPN』のNBAドラフトランキングで全体22位に評価されており、彼が1巡目指名を受けた場合、スウェーデン出身の選手としては史上初のケースとなる。
クリントマンはタイパンズで1試合平均21.3分に出場し、同9.7得点4.8リバウンド0.7アシストをマーク。『ESPN』は「華々しいものではなかったが、堅実なシーズンを送った」と若手フォワードを評価しており、フィジカル面の心配はないものの、一貫性やタフネスには疑問が残るとコメントしている。
NCAA、NBLで経験を積んだクリントマン[写真]=Getty Images
ドラフトへの参加宣言について、クリントマンは「NBAという次なる目標への準備はできていると思う」と語っている。「若い頃からの目標だ。ヨーロッパでも、高校でも、大学でも、そして今のNBLでも、できる限り高いレベルでプレーすることにチャレンジしてきたよ」。
「僕を見たNBAのチームが、挑戦を恐れていないことを分かってくれると願っている。僕が歩んできた道は数少ない選手だけが進んでいく道だ。大学への道よりも難しい。辛さを乗り越えてプレーする準備はできている。フィジカルなバスケットボールが得意だと証明したいんだ」
今年のNBAドラフトは現地6月26・27日に、ニューヨークで開催される。1巡目はブルックリン・ネッツのホームであるバークレイズ・センターで、2巡目はマンハッタンにある『ESPN』のスタジオで執り行われる予定だ。
