TARAKOさん逝去に『ちびまる子ちゃん』共演者・スタッフから追悼のコメント 

アニメ『ちびまる子ちゃん』でまる子を演じ続けてきた声優のTARAKOさんが3月4日未明に逝去された。

TARAKOさんは1990年1月7日に放送が開始された『ちびまる子ちゃん』の初回から、34年間にわたって「まる子」役を演じた。TARAKOさんが『ちびまる子ちゃん』に出演した最後のエピソード“「まる子、水の味がわかる?」の巻”は、3月24日の1時間放送のなかでオンエアされる予定。このエピソード以外は、3月10日以降当面の間、過去に放送された作品が改めて放送される。

なお、後任の声優、後任による放送開始時期については現在対応を検討中とのこと。

TARAKOさんの逝去を受けて、『ちびまる子ちゃん』共演者およびスタッフから追悼のコメントが寄せられている。

コメント
屋良有作(お父さん役)
タラちゃん、突然のお別れに言葉が見つからず、ただ茫然とするばかりです。
つい最近まで、毎週収録の度、スタジオでお会いしていたのに。
長い間、どんな状況の時にも番組の座長として、気丈で優しく、そしてしなやかに、私達を牽引して下さいましたね。もう、あなたの明るくお茶目なあの笑顔に出会うことは出来なくなりましたが、いつまでも私達の心の内に、いくつもの思い出と共に残り続けます。
タラちゃん、今まで本当にたくさんありがとう! どうか安らかにおやすみ下さい。

一龍斎貞友(お母さん役)
唯一無二の存在が旅立ってしまいました。いつも誰にも気を配る心遣いの達人だったタラちゃん。この喪失感を埋めるすべを見つけられません。

島田敏(おじいちゃん役)
胸つまる 『何だい? まる子』 言えなくて
友蔵 タラちゃんに捧ぐ心の俳句

佐々木優子(おばあちゃん役)
明るくて、楽しくて、人にも動物にも、命あるすべてに愛をふりそそぐ人でした。
でも、こんなに急に、突然、婆さんより先に逝ってしまうなんて……
そこだけは親不孝者だよ、まる子や……

豊嶋真千子(お姉ちゃん役)
大好きなTARAKOさん、突然のお別れとなりまだ信じられない気持ちでいっぱいです。
アフレコの時、あったかい笑顔で「楽しいね~」と言っていたあの優しい声に励まされてやってきました。話したいことや、一緒にやりたいことが沢山ありました。「お姉ちゃん」として「まる子」と過ごした時間はまだ思い出には出来そうにありません。『さよなら』の代わりにTARAKOさんの好きだった言葉を。『ありがとう、またね~!』

渡辺菜生子(たまちゃん役)
TARAKOさんとは、番組のまるちゃんとたまえのように、より近く心を通わせて、公私共に過ごさせて頂きました。共有した大切な時間は、私の中で、今でもきらきら輝いています。心より感謝しています。ご冥福をお祈りいたします。

『ちびまる子ちゃん』スタッフ一同
放送開始から34年間、まる子を演じていただいたTARAKOさんは、『ちびまる子ちゃん』そのものでした。TARAKOさんは、収録現場でも常に周りを思いやり、温かく、明るく元気に場を和ませてくださる方で、“ちびまる子ちゃん”の天真爛漫で、家族や友達から愛される姿、そのものでした。最後まで病棟でも収録をしたいと意欲的で、大きな愛情をもって『ちびまる子ちゃん』に向き合ってくださいました。
急な訃報に驚きを隠せませんが、TARAKOさんが演じてくださった“ちびまる子ちゃん”をこれからも温かく、大切に描き続けていきたいと思います。
TARAKOさん、長い間、本当にありがとうございました。心よりご冥福をお祈りいたします。

©さくらプロダクション/日本アニメーション
(文=リアルサウンド編集部)

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