韓国、カビだらけの軍幹部宿舎が公開され物議=「人間の住むところではない」「これはまだまし」

4日、韓国・アジア経済は「カビだらけの軍幹部の宿舎が公開され、物議を醸している」と伝えた。写真は韓国国防部フェイスブックより。

2024年3月4日、韓国・アジア経済は「カビだらけの軍幹部の宿舎が公開され、物議を醸している」と伝えた。

記事によると、韓国の軍関連情報提供チャンネル「陸軍訓練所に代わりお伝えします」に同日、「24年に入居した独身者宿舎の状態」と題する投稿があった。

公開された宿舎の写真を見ると、部屋の壁紙は湿気で剥がれた状態で、流し台も年季が入っている。これを見た韓国のネットユーザーからは「信じられない。ひど過ぎる。人間の住むところではない」「分断国家で軍人がこんな扱いを受けるとは」「刑務所の福祉を全てなくし、軍人の宿舎をリフォームするべきだ」「犯罪者には豪華な食事を提供するのに。そのお金があったら、軍人の待遇を少しでも良くしてほしい」など怒りの声が上がっている。

また「子どもを育てなければならないのに、入居するときに水漏れする部屋かカビの生える部屋のどちらかを選ばされたことを思い出した」と既婚幹部の宿舎も同様の状況であることをうかがわせるコメントや、「床がきれいだからこの部屋はかなり良い方だ」「台所と洗濯機が共用でないだけましだよ」などと指摘するコメントも寄せられている。

昨年10月に公開された韓国国防部の国政監査資料によると、独身者の宿舎の約30%が築30年を超えている。40年を超えるところも8.8%に上るという。2人部屋の幹部宿舎も劣悪な環境は同様で、約25%が5.5坪にも満たない面積で改善が急がれると評価されたという。(翻訳・編集/堂本)

© 株式会社 Record China