ノームコア(のーむこあ)

「ノームコア」の意味

「ノームコア」(のーむこあ)とは、ファッションの世界において「シンプルでありながらも独自の個性を表現するスタイル」を指す言葉。この概念は、2010年代初頭に一部のファッション愛好家の間で生まれ、その後徐々に広まっていった。

ノームコアの特徴は、シンプルなアイテムを重視し、流行やトレンドに左右されないことである。このスタイルでは、ベーシックなアイテムや無地の服、定番のデニム、そして白や黒などの無彩色がよく使用される。一見地味に見えるかもしれないが、そのシンプルさには深い考えが込められており、着こなしや素材の選択にも独自のアプローチが見られる。

ノームコアの魅力は、そのシンプルさと同時に、微妙なニュアンスやディテールにもこだわりが見られる点となる。たとえば、同じ無地のTシャツでも、素材やシルエット、そして着用するコーディネートによってその雰囲気は大きく変わる。このため、ノームコアのファッショニスタたちは、常に細かなディテールに注意を払い、自分自身の個性を表現するための独自のスタイルを追求している。また、常に新しいトレンドに追いつくことよりも、自分自身のスタイルや個性を大切にし、自己表現を重視している。彼らは、シンプルなアイテムを通じて自分自身を表現し、他のファッションスタイルとは異なる、独自の魅力を放っている。

「ノームコア」の由来・語源

ノームコアという言葉自体は、“normal”(通常)と“hardcore”(徹底的な)という言葉を組み合わせた造語であり、一般的な普通のファッションスタイルに根ざした、徹底的なアプローチを意味する。

ノームコアの具体的な例を以下にいくつか挙げてみる。

▼無地のトップスとデニム
ノームコアの代表的なスタイルは、無地のTシャツやスウェットにジーンズやデニムを合わせること。このシンプルな組み合わせは、スティーブ・ジョブズ氏やマーク・ザッカーバーグ氏など、テック業界の有名人たちが好んで着用している。

▼モノトーンのアンサンブル
黒や白、グレーなどのモノトーンのアイテムを組み合わせたスタイルも、ノームコアの代表的な例となる。カラフルな洋服を避け、シンプルで落ち着いた色合いを重視することで、無駄のないスタイルを表現する。

▼ユニセックスなデザイン
ノームコアのスタイルは、ジェンダーレスなアプローチを好むことでも知られている。男性用と女性用のアイテムを組み合わせたり、ユニセックスなデザインの服を着用することで、個性的でありながらも普遍的なスタイルを実現する。

「ノームコア」の活用

A「最近、ファッションにはまっていて、新しいスタイルを試してみようと思ってるんだ」
B「どんなスタイルが気になってるの?」
A「ノームコアっていうファッションスタイルが気になってるんだ。シンプルながらも個性を出せるから」
B「ああ、確かにノームコアは良い選択かも。無地のトップスとデニムを組み合わせるのがポイントだよ」

C「ノームコアっていうファッションスタイル、聞いたことある?」
D「普通の服装がトレンドになるやつだよね。スティーブ・ジョブズが愛用してたあのスタイル?」
C「そうそう、そのスタイル。自分らしいファッションを楽しめるっていうのがいいよね」

E「ノームコアのスタイルって、どんなアイテムが必要なんだろう?」
F「無地のトップスやデニムが基本だよ。あとはシンプルなカラーのアイテムが揃っていればOKだよ」
E「なるほど、シンプルさを大切にして、個性を出すってことか」

G「ノームコアっていうファッション、実は自分も好きなんだ。シンプルさがいいよね」
H「ノームコアのスタイルって、どんな場面でも馴染むから便利だよね」

© 株式会社マレ