「持ち寄りで」とママ友宅で開かれる飲み会。うちだけ「質素な総菜」を出しています…30代共働き夫婦の「平均年収」ってどのくらいなのでしょうか?

30代の共働き世帯における平均年収

まずは、30代の共働き世帯における平均年収を見てみましょう。

総務省統計局の「家計調査(家計収支編)2022年(令和4年)」によると、二人以上の世帯のうち、勤労者世帯における1ヶ月当たりの実収入は、61万7654円とのことです。年間にして741万1848円となります。

対して、月の支出は43万7367円であり、平均値で計算すると毎月18万287円が黒字となり、老後のための貯蓄や、子どもの将来のための資金などに充てられると考えられます。平均値よりも年収が低い、もしくは支出が多いようであれば、その分、お金の余白が少なくなります。

「持ち寄りパーティー」に参加する際の節約ポイント

「毎月の家計のやりくりが大変で節約しないと……」と、お悩みの方もいらっしゃるでしょう。

しかし生活に余裕がないなかでも、楽しみを持つことは大切です。費用をおさえながら、持ち込みパーティーで華やかなメニューを持ち寄るには、以下のような工夫をするとよいでしょう。

__・大容量で安い食材を活用する
・使いまわせる食材を購入する
・ボリュームのある料理を作る
・総菜や既製品ではなく、手作りの料理を用意する__

食材費をなるべくおさえることがポイントです。大人数であれば、割安な大容量パックを購入しても、余る心配がないでしょう。また、家でも使いまわせる食材を使うと、無駄がなくなります。

こまごまと何品も作ると、多くの食材が必要になりますので、ボリュームのあるメニューを用意すれば、少ない品数でも満足感が得られるでしょう。工夫次第では、従来よりも安い費用で、豪華な見栄えの料理を準備できるかもしれません。

またママ会では、あくまでも親睦を深めることに気を配るようにしましょう。手作りのものや豪華すぎるものは、敬遠される可能性もあります。不安な場合は、事前にほかのメンバーに相談してみてもよいでしょう。

30代共働き世帯の年収はおよそ740万円|収支のバランスを保つことが大切

今回の結果から、30代共働き世帯の平均年収は、740万円ほどであることが分かりました。平均値で計算すると、毎月18万円ほどの余裕がありましたが、家庭によって収支には差があります。年収が少ないとか、支出が多いなどの家庭では、収支のバランスを保つことが大切です。

また「持ち寄りパーティーでの出費が気になる……」とお悩みの方は、今回ご紹介した方法で工夫してみましょう。

出典

家計調査報告 家計収支編 2022年(令和4年)平均結果の概要 図I-2-8 二人以上の世帯のうち勤労者世帯の家計収支-2022年-(12ページ)

執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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