カージナルスのラーズ・ヌートバー外野手が左肋骨を2カ所骨折し、約2週間離脱する見込みとなった。8日（日本時間9日）にMLB公式サイトが伝えた。カージナルスは今月28日が今季開幕戦となっており、大谷翔平投手と山本由伸投手が所属するドジャースと対戦する。
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■OP戦の守備時に左肋骨を骨折
ヌートバーは2日（同3日）に行われたアストロズとのオープン戦で負傷した。左翼の守備中、飛球を追いかけてジャンピングキャッチ。勢い余ってフェンスに激突した際、肘と前腕が腹部を強打する形になった。
ヌートバーによると「アドレナリンが出ていて、ただの打撲だと思った。だから、その試合には出続けた。ただ、部屋に戻りベッドで横になっていると痛みを感じるようになった」という。
一夜明けても痛みが引かず、その後のオープン戦は欠場。改めて精密検査を行ったところ、肋骨骨折が判明した。ヌートバーはオープン戦4試合で9打数4安打2四球1打点と好調だっただけに、悔しい離脱となった。
ヌートバーは「イライラしてしまうのは、熱くプレーしている最中に、このような接触によるケガに対して何ができるのか、それが分からないということ。どうやって避けられるのか思いつかないことだ」と打ち明けた。
■ロス出身ヌートバーはド軍ファン
カージナルスのモゼリアック編成本部長は「ヌートバーは痛みがなくなるところまで行かなければならない。痛みが引くまであと10日か14日はかかるだろう。彼がダイビングキャッチして、（症状を）悪化させる姿は見たくないからね」とコメント。ドジャースとの開幕4連戦については「間に合うと期待している」と述べるにとどめたようだ。
ロサンゼルス出身のヌートバーは、幼少期からドジャースのファン。ドジャースタジアムで行われる試合は特別なものであり、特に今回は昨年のWBCでともに戦った侍ジャパンのチームメート、大谷、山本と勝負することになる。
ヌートバーも開幕カードを楽しみにしており「シーズンが始まってすぐにドジャースタジアムでプレーすることは大きな目標であり、できるだけ早く復帰するためのモチベーションになっている」と認めた上で、「ただ、同時に何か愚かなことをしたくない」と、無理をせずに完治を優先させると話した。
日本のファンにとってもWBC戦士の集結は大注目。ヌートバーの完治と復帰を願っている。
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文●SPREAD編集部
