体調不良の妻から「お釜がえらいことになっている」 帰宅して炊飯器開けたら...2歳息子の頑張り見える衝撃光景にほっこり

可愛い我が子の心がこもっているのなら、失敗だってとんでもなく愛おしい――。

親子のほっこりする一幕を切り取った画像がX上で注目されている。

みっちりだ(画像は金子雅也@GALA_KANEKOさんの投稿より、以下同)

こちらは、東京・御徒町のジュエリーショップでジュエリーの仕立てなどを手掛ける金子雅也(@GALA_KANEKO)さんが、2024年2月24日に投稿した写真だ。

白米がみっちりと詰まった炊飯器。しかも、よく見るとかなり生っぽい。コレだと......食べられないかも?

そんな状態を見た金子さんは、こう呟いた。

「息子が仕事から帰宅するパパのためにお米を炊いてくれていたみたいです。ありがとう」

親孝行な息子さんにいたく感動したようだ。

でも、どうしてこんなことに? Jタウンネット記者は2月29日、当時の状況について金子さんに話を聞いた。

「想像外の状態に衝撃が走りました」

金子さんによると、炊飯器いっぱいのお米を炊いたのは、3月で3歳になる息子さん。

24日、金子さんの妻は体調不良で身動きが取れない状態だった。そこで息子さんはお昼ごろ、父である金子さんのためにご飯をいてくると言い出したんだとか。

息子さんはお米をとげないので水を流すまねだけ、お米も水も入れたい分だけ入れ、スイッチオン。炊けた後に味見すると、かたかったようで吐き出したという。

金子さんの妻が「お水が足りなかったね」と言うと、息子さんは静止を押し切ってお米と水を追加していき......結果が、パンパンの炊飯器だ。

画像は再掲

「仕事終わりに妻にLINEしたら『お釜がえらいことになっている』と返信。
家に帰り炊飯器の蓋を開けた瞬間、想像外の状態に衝撃が走りました。上の方のお米はサラサラで、下の方はねっとり。底の部分は少し焦げてて、、、」(金子さん)

あまりの惨状に面食らった金子さん。それでも、一生懸命お米を入れてくれた息子さんの頑張りが微笑ましくて、笑ってしまったという。

「私は息子がパパのためにお米を炊いてくれたと勝手に解釈して投稿しましたが、息子がなぜこの行動に出たのかはいまだにわかりませんが、息子は特別なことをしたわけではなく、私たち家族の中ではこれも日常の一部です。同じように奇想天外な行動をとられるお子さんも、たくさんいると思います」(金子さん)

ちなみに翌日は、息子さんが炊いたお米を鍋の雑炊にして食べたり、一緒にお米を炊いたりしたとのこと。

息子さんの頑張りを無駄にせず、新しい学びも。なんとも素敵な後日談ではないか。

金子さんの投稿は、X上で5万7000件以上のいいね(3月8日夕時点)が寄せられるなど話題に。

「こんなん涙流しながら食べちまうよ」
「これは息子の愛に応えるべくバクバク白米消化していかなくては!」
「こんな事されたら...絶対怒れないな」

など、息子さんの気持ちに感動するユーザーが続出している。金子さんは、この反響も嬉しかったようだ。

「日常のこういった何気ない子育てや幼い子の言動を、失敗や苦労ではなく、私と同じように『ほっこり』ととらえてくれた方々がいること。また、たくさんのコメントを頂けたことを、とてもありがたく思います。一部コメントでもありましたが、息子が火傷しないよう、今後気をつけます」(金子さん)

次の日お父さんが一緒にご飯を炊いてくれて、息子さんの経験値は大幅アップしたはず! ほかほかの美味しいご飯を炊ける日も、そんなに遠くはないのかも?

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