阪神、球団ワーストの8連敗も大山悠輔と前川右京が2安打・ノイジーがオープン戦初ヒット

オープン戦

● 阪神 2 - 5 ヤクルト 〇

〈3月9日・阪神甲子園球場〉

阪神は9日、オープン戦でヤクルトと対戦し2-5で敗戦。これで初戦から8連敗となり、球団ワースト記録を更新した。

手痛い敗戦でも打撃面では収穫があった。0-2とヤクルトにリードを許すも4回、先頭打者の4番大山悠輔がヤクルト先発・吉村貢司郎の高めの真っすぐをレフトへ打ち返し出塁。一死一塁で6番ノイジーが待望のオープン戦初ヒットを打ち、チャンスを作った。一死一・二塁の場面で7番前川右京がライト線へタイムリーツーベースを放ち、1点差に詰め寄る。なおも一死二・三塁から8番小幡竜平がセンターへの犠牲フライを打ち、同点に追いついた。

大山は前日までオープン戦21打数3安打の打率.150と苦しんでいたが、この日はレフト方向へ2安打を放った。前川は4回の守りでライトへの打球をフライのように見せかけるというトリックプレーを披露。三塁走者はタッチアップの構えを取らざるを得ず、本塁アウトとなった。前川は好守を見せた直後にタイムリーヒットを放ち、攻守両面でのアピールに成功した。ノイジーはここまで2試合無安打だったが、この日オープン戦初ヒットを記録。明日がチームにとってオープン戦での本拠地最終戦となる中で、阪神打線の巻き返しなるか、注目が集まる。

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