【鹿島】佐野海舟「俺のミスです」。古巣・町田とのJ1初対決、ボールの奪いどころとして狙われる

「前は向けていたので、あそこで切り返す必要はなかったのかなと思います」

[J1 3節] 町田 1-0 鹿島/2024年3月9日14:03/町田GIONスタジアム

鹿島アントラーズの日本代表MF佐野海舟が、2022年まで在籍した古巣のFC町田ゼルビアとの一戦にフル出場した。しかし、自身がボールを奪われたところから相手のショートカウンターを食らい、平河悠に決勝点を決められてしまった。

一方、試合終盤には前節のセレッソ大阪戦に続いてセンターバックでプレー。ビルドアップの起点となって、よりスピーディなパス回しを実現。しかし、町田の堅守を最後まで崩せなかった。

佐野は試合後、失点の場面について「俺のミスです。(持ち上がりたかった?)単純に、判断ミスだと思います」と唇を噛み締めた。

「前は向けていたので、あそこで切り返す必要はなかったのかなと思います。成功していたらチャンスになるとは思いますが、結果、失点になったので。あのプレーは良くなかったです」

そのように選択ミスを悔やんだ。

この日は浦和レッズから町田にレンタル移籍中の柴戸海のマンマークを受けて、前を向いてプレーする機会も限られた。

「(マンマークを受ける構図について)試合前から分かっていましたし、単純なバトルで負けているところもあり、そこから相手に勢いを与えてしまったところはあります。想定はしていましたが、ちょっと合わせてしまったところがあり、もっと冷静に間を取ってやっていければと思います。ボランチがもっとシュートを打たなければいけなかったです」

試合前には「誰よりも負けたくない気持ちが強い」と静かに燃えていた佐野だが、ある意味、少し空回りを起こしてしまった。前節からなかなか調子が上がらずにいる印象で、あのボールに襲い掛かって起点となる、強さとタフさを取り戻したいところだ。

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鹿島は次節3月17日、川崎フロンターレとホームで対戦する。また町田とのホームでのリーグ戦は12月8日の最終節に組まれている。

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