DeNA、度会!石上!梶原!若き星たちがアピールに成功!指揮官も「いい刺激をチーム内に巻き起こしてくれてます」と笑顔

本拠地・横浜スタジアムに西武を迎えてのオープン戦は2-2で引き分けに終わるも、ベイスターズの若武者たちの活躍が目立った一戦となった。

まずは4回、ここまで内野安打1本に抑え込まれていた西武先発・今井達也から、売出し中のドラフト4位ルーキーの石上泰輝が左中間を抜くスリーベースでスタンドを沸かせる。

すると5回にはドラフト5位の井上絢登が足で内野安打をもぎ取りチャンスを作ると、一死一、二塁のチャンスで話題のドラフト1位ルーキー・度会隆輝が「追い込まれていましたが、強振するのではなく最短距離でインパクトすることを意識していました。先制することができうれしいです」と振り返るレフトへタイムリーヒット。

1点ビハインドの8回には代走からゲームに入った梶原昂希が「感触は良かったで『スタンドまで行ってくれー!』と思いながら走っていました。終盤に点を許した後だったので、とにかく出塁して勢いづけることを意識して打席に向かいました」と価値ある逆方向への豪快なソロホームランを叩き込んだ。

試合後三浦監督は度会に「今日もああいうところでね、しっかりと対応しながらやれてますし、日に日に対応しながら成長しています」と合格点。石上にも「バッティングも走塁も積極的でね、もうほんとにいいアピールしてくれてますよ。今日は2万人超えてましたから、そのファンのたくさんのいる中で、石上という(名前の)いいアピールになったのかなと思います」と笑顔を見せた。

また梶原にも「いい形で、しかもあそこまで逆方向に、梶原らしいあれが彼の良さだと思います」と昨日に続く活躍に目を細めた。相次ぐ若手の躍動に「いい刺激をチーム内に巻き起こしてくれてます」と満足感も口にした指揮官。24年は劇的に“進化”したベイスターズが見られそうだ。

取材・文・写真=萩原孝弘

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