2024年F1第2戦サウジアラビアGP予選トップ10ドライバーコメント(1)

 2024年F1第2戦サウジアラビアGPの予選が行われ、6〜10番手のドライバーが金曜日を振り返った。6〜10番手のドライバーはランド・ノリス(マクラーレン)、ジョージ・ラッセル(メルセデス)、ルイス・ハミルトン(メルセデス)、角田裕毅(RB)、ランス・ストロール(アストンマーティン)だ。

■ランス・ストロール(アストンマーティン・アラムコ・フォーミュラ1チーム)
予選 10番手

2024年F1第2戦サウジアラビアGP ランス・ストロール(アストンマーティン)

 Q1は非常によかった。クルマの感触が本当にポジティブだった。でもその後のQ3ではちょっと問題が生じていたと思うから、原因を調査する必要がある。マシンが少しトリッキーに感じ、Q3の最後のラップではほとんどストレートだけしかない最終セクターでタイムを失っていた。どうしてQ1の後にタイムを上げられなかったのかを調べなければならない。僕たちは予選の最初の方が終わりの方よりずっとよかった。

 でも明日はやれるだけのことをやるよ。長いレースになりそうだし、タイヤのデグラデーション(性能劣化)も大きい。確実にチャンスはあるはずだ。

■角田裕毅(ビザ・キャッシュアップRB F1チーム)
予選 9番手

2024年F1第2戦サウジアラビアGP予選 健闘を称えあう角田裕毅(RB)とアレクサンダー・アルボン(ウイリアムズ)

 やりました! とてもハッピーです。チームは素晴らしい仕事をして、僕に良いマシンを用意してくれました。楽しんで走ることができたので、皆に心から感謝したいです。

 難しい予選になると予想していましたが、僕はマシンからできる限り最大のパフォーマンスを引き出すことに集中しました。すべてをうまくまとめることができたのでうれしく思います。

 今年初めてQ3に進出することができ、僕たちは今後に向けての自信を高めることができました。

 今日はとても楽しかったですが、明日は簡単にはいかないと思うので、これからはレースに集中していきます。チームには経験豊富な人材が大勢揃っています。パッケージを最大限に活用し、ポイントをつかむことができると確信しています。

■ルイス・ハミルトン(メルセデス-AMG・ペトロナス・フォーミュラ1チーム)
予選 8番手

2024年F1第2戦サウジアラビアGP ルイス・ハミルトン(メルセデス)

 今日はとても難しい一日だった。FP3での方がはるかに満足できていて、マシンのフィーリングも木曜日よりもずっと良かった。確かな進歩があり、マシンにより自信が持って走れていた。

 でも残念ながら、予選では昨日と同じような感じになってしまい、マシンに求めていた安定感がなかった。苦戦していて、特に高速のセクター1で後れを取っていた。

 僕たちの場合、通常、予選ペースより決勝ペースの方が優れている。直線でも速かったので、それが助けになればと思う。難しいだろうけど、明日はポジションを上げるために全力を尽くすつもりだ。それができれば最高だよね。

(予選後に『Sky Sports』に対して語り)今季型は良くなった要素がたくさんあるけれど、バウンシングに邪魔されている。ここ数年と同じだ。昨夜、マシンに変更を施して、FP3では感触がかなり良くなって、(マシンへの)自信を取り戻しつつあったが、予選になってそれが消えてしまった。

 あらゆるセットアップ変更をしたけれど、取り除くことができない。バーレーンでもバウンシングはあったが、ここほど激しくはなかった。

 マシンのリヤがアップダウンすると、バランスが前寄りになったり後ろ寄りになったり移動する。それが160~170mphで起こり、毎回修正しなければならない。

 この問題を解決する必要がある。3年連続で悩まされているのだから、克服しなければ。地道に努力していくよ。問題がどこから来ているのかについて、感じていることがあるから、チームと一緒に解決を図りたい。

■ジョージ・ラッセル(メルセデス-AMG・ペトロナス・フォーミュラ1チーム)
予選 7番手

2024年F1第2戦サウジアラビアGP ファンイベントでのジョージ・ラッセルとルイス・ハミルトン(メルセデス)

 残念ながら最後のニュータイヤでのラップを完璧に走り切ることができなかった。ミスをしたのは僕の責任だし、それが全てだ。だから僕の最速タイムはユーズドタイヤで出したものだった。そのタイムも悪くなかったけれど、もし最後のアタックをうまく走り切れていたら、4番手かそのさらに上を争えただろうと思う。

 全体がとても僅差なので、先週見たように、すべてをうまくまとめなければいくつもポジションを落とすことになってしまう。

 僕たちはまだこのマシンについて学んでいる途中だ。バーレーンのプラクティスでは1番手と2番手だったし、昨日も2番手だった。今日になって僕たちは後退してしまったけど、ポテンシャルはあるんだ。長いシーズンだから自分たちが持っているプラットフォームをもっと理解し、より一貫した結果を出したい。

 明日のレースペースには自信を持っている。直線では速そうだし、それはボーナスになるよ。ここでは他のマシンに追従することが難しい。タイヤの性能劣化のレベルを考えると、シンプルなワンストップ戦略になりそうだ。良いスタートを切り、そこから何ができるかを見極める必要がある。

■ランド・ノリス(マクラーレン・フォーミュラ1チーム)
予選 6番手

2024年F1第2戦サウジアラビアGP ランド・ノリス(マクラーレン)

 いい1日だった。チームとしてもこれ以上は望めなかっただろうから満足している。タイヤは4-2-1で使ったから予選では1セット少なくなり不利になることになった。そのせいで今日は難しくなったけど、それはわかっていたことで、明日になれば報われるだろう。とてもハッピーだし、今日は最大限の力を発揮できたと思う。

 オリバー・ベアマンはよくやったね。今日自分がF1をドライブするなんて知らなかったことを考えれば素晴らしいリザルトだ。彼は間違いなくこのサーキットが好きだろうね。カルロス(・サインツ)にも幸運を祈る。早く回復することを願っているよ。

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