4打差を追いかける小祝さくら 過去9勝中、逆転での優勝は?

ツアー通算10勝目に向けて最終日は4打差逆転に臨む(撮影/中野義昌)

◇国内女子◇明治安田レディス ヨコハマタイヤ 3日目(9日)◇土佐CC(高知)◇6273yd(パー72)◇晴れ(観衆2009人)

2位から出た小祝さくらはムービングデーを5バーディ、1ダブルボギーの「69」でプレー。スタート時の2打差は17番を終えた時点で6打差に広がったが、最終ホールでボギーをたたいた首位の鈴木に対し、小祝は5mのバーディパットを沈めて4打差に縮まった。「逆転優勝」への望みをつなげた。

「焦っても良いことはない」とマイペースで臨むつもり(撮影/中野義昌)

前半にスコアを2つ伸ばし、折り返した後半10番のダブルボギーはセカンドショットをOBにした。「当たりがこすっちゃったというのもあるんですけど、風がかなり左から吹いていて。ちょっと打つか迷ったけど、止まらなさそうだった」と3UTで打った球は右に大きく反れていった。「自分のミスなのでしょうがない。タイミングをしっかり見極めながらプレーしないと」と反省が口をついた。

小祝は、今季からは特定のコーチをつけずに臨んでいる。オフには1月に2週間のタイ合宿を実施。暖かい気候での練習で、「課題」とする100yd以内のアプローチショットを強化してきた。

優勝すれば、23年「ミネベアミツミレディス」以来のツアー10勝目と、2桁勝利数に到達する。過去9勝中4試合は逆転での勝利で、21年「CAT Ladies」は4打差をひっくり返して優勝した。「自分のベストを尽くしてどうなるか。自分のゴルフにしっかり専念して、最後まで諦めないでプレーしていきたい」と力を込めた。(高知県香南市/石井操)

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