「安らかに。トリヤマ先生」ユベントス、ミラン、セリエA...鳥山明さん急逝でカルチョ界が追悼「レガシーは永遠に残る」

日本が輩出した稀代の漫画家は、世界のサッカー界にも大きな影響を及ぼした。

「ドラゴンボール」「Dr.スランプ」などの名作で知られる鳥山明さんが、3月1日に亡くなっていたことが8日に発表された。これを受け、世界各地のサッカー関係者がレジェンドに敬意を表している。

鳥山さんの漫画やアニメに感化された関係者は多い。孫悟空を筆頭に鳥山さんが生み出したキャラクターのタトゥーを入れた選手や、コレオグラフィーをつくったサポーターは数知れない。

日本の漫画やアニメが大人気のイタリアも例外ではない。訃報を受け、ユベントスは公式SNSでドゥシャン・ヴラホビッチとフェデリコ・ガッティが「ドラゴンボール」の技「フュージョン」を披露した際の画像を投稿して追悼した。

【画像】ミランやユベントスが鳥山明さんを追悼

また、ミランはラファエウ・レオンとテオ・エルナンデズがフュージョンをした際の画像を加工して投稿。英語で「ゴクウのようなエネルギーで人生に挑んでいきます。すべての時間が大好きでした。安らかに。トリヤマ先生」と追悼した。「先生」は漢字で記されている。

また、カリアリ9日の試合招集メンバー発表の投稿に、ドラゴンボールの「神龍」や「筋斗雲」を登場させた。リーグ公式SNSは孫悟空の恰好をした少年が、並べられた2台のテレビでサッカーとドラゴンボールを見ている画像を投稿している。

ほかにも、サッカーメディア『calciomercato』は「さらば、センセイ」と追悼した。

「彼のレガシーは、彼の漫画のファンや、悟空、ベジータといったヒーローたちと育った人たちの心に永遠に残るだろう」

世界のサッカー関係者が、偉人の訃報を悲しみ、改めてその偉大さに敬意を表している。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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