電気いらずの炊飯器。新聞紙と火だけでごはんを炊く…?その驚きの方法とは【体験ルポ:ごはん炊いてみた】

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能登半島地震の発生直後、SNSで話題になった「電気やガスを使わない炊飯器」を知っていますか…?

タイガー魔法瓶の「魔法のかまどごはん」は、新聞紙に火をつけて直火で米を炊く、野外炊飯器です。

停電が長引き、道路が寸断されてなかなか物資も届かない中、「これがあればあたたかいごはんが炊ける」と話題になっていました。

でも正直、「新聞紙と火だけでごはんが炊けちゃうの…?どうゆうこと…?」って思いませんか?

筆者も不思議に思ったので、実際に炊飯体験をしてみました。

魔法のかまどごはんで炊いてみた

用意するのは、お米と水、そして新聞紙、ライター、軍手。

新聞紙は朝刊1部で大丈夫です。新聞はかまどの穴から中に入れるため、「ねじれた棒状」にします。

見開き2ページの新聞紙を真ん中で裂いて1ページ分にした後、対角線で半分に折って、くしゃっとつぶします。

なんだか、折り紙みたいで楽しい…!

新聞紙を追って棒状にする

米は研いで、水を入れ、吸水させておきます。

今回は白米3合を炊きました。

お米は水に浸しておきます

棒状の新聞紙は、炊くお米の合数によって決まっているので、取扱説明書に書いてある数だけ作ります。

今回は3合炊いたので、18個作りました。

新聞紙の準備ができて、お米の吸水が終わったら、軍手をつけて、いざ炊飯…!!

棒状にした新聞紙をかまどの穴にいれます。

かまどの下部分に2つの穴が空いているので、そこに新聞紙を差し込んで、ライターで点火します。

筆者はキャンプとかアウトドア系のレジャーには行かない人なので、まず「新聞紙に火を付ける」という行動すら、とても新鮮でした…!

こんな風にお米を炊くのは、小学校の頃に経験した飯盒炊飯の時以来…?

ライターで火をつけます。

穴に新聞紙を入れて、点火。というパターンを、始めは1分半間隔で「右」「左」「右」「左」と交互に6回続けます。

点火のタイミングなどは取扱説明書に従います。スマホのストップウォッチで時間を確認しつつ、その通りに進めます。

右、左、と順番に。

「右」「左」と繰り返すうちに、点火も慣れてくる…!

6回終わったら、ここからは着火する間隔を短く。1分間隔で左右交互に11回繰り返しました。

着火ライターで点火します。

その後、最後の1回を約10分後に投入…!

あとは約5分蒸らして完成です!

湯気がもくもく…!

直火でお米を炊くってこんな感じなんだ…と謎に感動しました。

湯気がすごいです。

しっかり蒸らしたら…

じゃじゃーーーーん!!!

20年振りに火を使って炊飯をした記者も、上手にお米が炊けました!!

上手に炊けました!

ふっくら美味しそうなお米。本当にお米が立っています!

無事に炊けるか不安でしたが、無事大成功しました!!

お米が立っています。

本格的な「かまどごはん」。

こんなに美味しいんだ…!と感動しました。

美味しくいただきました!

美味しくごはんを頂いたあとは、後片付け。

この「魔法のかまどごはん」という名前は、「魔法のように新聞紙でごはんが炊ける」という意味のほかに、「魔法のように簡単に片付けができる」という意味も。

なべの裏にはすすが付いた状態なのですが、なべが冷めたらそれをはらって、スポンジに水をつけてこするだけ。本当にすぐにきれいになったので驚きました。

本当に魔法のようだ…!

とても簡単にきれいに…!

新聞紙で火をおこしてお米を炊くと聞くと、なかなか大変そうなイメージがあったのですが、アウトドア経験がない筆者でも、簡単に楽しくできました!

これなら災害時に停電していても大丈夫。防災用品として家に備えておきたいです。

今回は炊飯を体験した後に、「魔法のかまどごはん」の発案者のプロジェクトリーダーをインタビューしました。

取材記事は以下のリンクから。

【インタビュー記事】

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