アルメニア、EU加盟検討 将来的な選択肢の一つ

ユーラシア経済同盟首脳会議でアルメニアのパシニャン首相(左)と握手するロシアのプーチン大統領=2023年12月25日、ロシア・サンクトペテルブルク(タス=共同)

 【モスクワ共同】旧ソ連アルメニアのミルゾヤン外相は、同国が欧州連合(EU)加盟を将来的な選択肢の一つとして検討していると明らかにした。インタファクス通信などが9日伝えた。

 ミルゾヤン氏は、アルメニアがEUや米国の民主化支援を受けているとし、パートナー多様化の重要性を強調した。ロシアなどとの「伝統的関係」も維持しつつ、インドとも関係を強化していると述べた。

 アルメニアのパシニャン首相は2月、旧ソ連6カ国でつくる「集団安全保障条約機構(CSTO)」への参加を凍結したと発言。ロシアは不信感を示している。

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