ラウタロ温存のインテル、6連勝中の好調ボローニャにウノゼロ勝利でアトレティコ戦に弾み【セリエA】

[写真:Getty Images]

インテルは9日、セリエA第28節でボローニャとのアウェイ戦に臨み、1-0で勝利した。

前節ジェノアに2-1で逃げ切り勝利とし、2位ユベントスに15ポイント差を付けた首位インテル(勝ち点72)は、4日後にチャンピオンズリーグのアトレティコ・マドリー戦を控える中、チャルハノールが負傷から復帰した一方、ラウタロをベンチスタートとした。

前節アタランタとの上位対決を制し、6連勝中の4位ボローニャ(勝ち点51)に対し、テュラムとサンチェスの2トップで臨んだインテルが序盤からチャンスを創出していく。

まずは10分、サンチェスがボックス左に侵入してGK強襲のシュートを浴びせると、15分にも決定機。ビセックのスルーパスでボックス右に侵入したダルミアンが際どいシュートを放った。

そして21分にもビッグチャンス。テュラムがクリスティアンセンから敵陣ボックス内でボールを奪取。ルーズボールを拾ったバレッラがシュートに持ち込んだが、GKスコルプスキに好セーブで凌がれた。

それでも37分に押し切る。左サイドからのバストーニのクロスをビセックがダイビングヘッドで押し込んだ。センターバック2人によるゴールで試合を動かしたインテルは迎えた後半、開始3分にポッシュにボックス右から際どいシュートを打たれてひやりとさせられる。

その後も前がかるボローニャを自陣で迎え討つインテルは60分過ぎ、チャルハノールとムヒタリアンをアトレティコ戦に向けて温存。さらにテュラムもベンチに下げたインテルがいなしつつ時間を消化していく。

そんな中78分、ザークツィーに枠内シュートを打たれるピンチがあったものの、守護神ゾマーがセーブ。終盤にかけては危なげなく試合を締め、ラウタロを起用することなくウノゼロ勝利としてアトレティコ戦に弾みを付けている。

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