10人のドルトムントが前半の2ゴールで逃げ切り4位を死守!【ブンデスリーガ】

[写真:Getty Images]

ドルトムントは9日、ブンデスリーガ第25節でブレーメンと対戦し2-1で勝利した。

前節のウニオン・ベルリン戦で公式戦4試合ぶりの白星を飾った4位ドルトムント(勝ち点44)は、その試合のスタメンからアデイェミとGKマイヤーをマレンとGKコベルに変更した以外は同じスタメンを採用。フュルクルクを最前線に、2列目に右からマレン、ブラント、サンチョと並べた[4-2-3-1]で試合に臨んだ。

リーグ戦2試合勝利のない8位ブレーメン(勝ち点30)に対し、ドルトムントは8分にピンチ。R・シュミットのパスでDFの裏に抜け出したドゥクシュにGKとの一対一の状況を作られたが、チップキックで狙ったシュートはGKコベルがキャッチした。

その後はポゼッションで上回るドルトムントが試合をコントロールするが、思うようにシュートまで持ち込めないまま時間が経過。それでも21分、ブラントが強烈なミドルシュートでゴールを脅かすと、GKツェッテラーが弾いたボールをゴールエリア右で拾ったマレンが、トラップで浮いたボールをバイシクルシュートでゴールに叩き込んだ。

先制したドルトムントは、38分にも自陣でのボール奪取からカウンターを仕掛けると、ブラントのパスを左サイドで受けたサンチョがボックス左深くまで侵入し、冷静にゴールネットを揺らした。

2点をリードしたドルトムントだったが、前半追加タイムに数的不利となる。中盤でボールを受けたヴァイザーが反転した場面でザビッツァーが後方から危険なタックルを見舞うと、主審は迷わずレッドカードを提示した。

迎えた後半、10人となったドルトムントはマレンを下げてフンメルスを投入。フォーメーションを[5-3-1]に変更した。

その後半は、数的優位のブレーメンが積極的な入りを見せると、ドルトムントは54分にピンチ。右サイドを持ち上がったヴァイザーの折り返しからドゥクシュがダイレクトシュートで狙ったが、これはわずかにゴール右に外れた。

その後は互いに選手を入れ替えながらゴールを目指したが、膠着状態が続く。しかし、ドルトムントは70分に失点を許す。アグの鋭い縦パスでボックス左に抜け出したR・シュミットの折り返しをエンジンマーにダイレクトでゴールに流し込まれた。

終盤にかけてもブレーメンの猛攻を受けたドルトムントだが、試合はそのまま2-1でタイムアップ。数的不利ながらも前半の2ゴールで逃げ切ったドルトムントが4位を死守している。

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