半﨑美子さん、見附島の曲初披露 赤羽ホールでコンサート

優しい歌声を広げる半﨑さん=北國新聞赤羽ホール

 シンガー・ソングライターの半﨑美子さんの「明日を拓くコンサート2024」(北國新聞社など共催)は9日、北國新聞赤羽ホールで開かれた。半﨑さんが能登に思いを寄せて書いた曲「軍艦島」を初披露し、満場の観客が優しい歌声に聴き入った。

 半﨑さんは北海道出身で父方のルーツは珠洲にあり、昨年に珠洲で初めてコンサートを開催した。楽曲「軍艦島」は静かな海にたたずむ見附島を題材にし、「心は巡る豊かな能登へ」などの歌詞を盛り込み、弾き語りで歌い上げた。半﨑さんは「復興の歌も書きたい」と明かした。

 コンサートはゴスペルグループ「アノインティッド・マス・クワイア」のコーラスが加わった「歓びのうた」などで観客を魅了した。募金や会場で販売したCDの売り上げなど計41万5千円を北國新聞社に寄託した。

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