3月末閉校の有住中、輝き忘れない 住田、校舎内に記念館開設

歴史を振り返る資料や制服などが展示されている記念館

 3月末で閉校する住田町上有住の有住中(村松正博校長、生徒37人)は校舎内に「記念館」を設けた。「存在を忘れないように」と3年生が企画し、過去の学校行事の写真や制服、ソーラン節の法被などを展示。同校の歩みや思い出を振り返ってもらおうと、21日まで開放している。

 空き教室を改装した記念館に体育祭や文化祭、部活動などの写真約100点、生徒会のシンボルマークや議事録などが並ぶ。長年力を入れてきた駅伝は、全国大会に初出場した際のパネルやユニホームを展示。

 町独自の学科「地域創造学」の一環で、3年生が考えた。同校は1971年に開校。2024年度に世田米中と統合し、新たな学校となる。

 記念館は誰でも来場でき、校舎内の見学も可能。平日午前8時半~午後4時半までで、事前に同校(0192.48.2020)に連絡する。

© 株式会社岩手日報社