6打差を追う竹田麗央 最終日最終組に「楽しみ」

最終ホールでバーディを奪い、トップとは6打差に(撮影/中野義昌)

◇国内女子◇明治安田レディス ヨコハマタイヤ 3日目(9日)◇土佐CC(高知)◇6273yd(パー72)◇晴れ(観衆2009人)

プロ3年目の20歳・竹田麗央がプロ転向後2度目の最終日最終組から「初優勝」を狙う。4打差4位から出た3日目、4バーディ、1ボギーの「69」でプレー。ラスト1日を残してトップ鈴木愛とは6打差も、優勝争いができる位置での最終日に「楽しみ」と心を躍らせた。

オフシーズンの1月は小祝さくらと一緒にタイで合宿をしてきた。「私は上げるアプローチが苦手で、さくらさんはロブショットが上手なので色々聞いたりしました」。ツアー9勝の実力者の技を間近で研究し、腕を磨いてきた。

「去年は優勝できなかったのが悔しくて。今年は絶対にしたい」。プロ初勝利を逃した昨季の悔しさを忘れずに調整をしてきた。

ツアー初優勝を目指す20歳(撮影/中野義昌)

今週は元賞金女王イ・ボミ(韓国)と6シーズンにわたってコンビを組んできた清水重憲キャディと話しながら、「絶対に打ってはいけないところ」を避けてコース攻略ができている。

「短い番手でフェアウェイから打てるときは狙っていって。メリハリをつけられている」。最終日は追いかける側の立場。「3日目はスタートからショットをつけられていたけどパッティングがショート気味で。最終日はそういうミスが無いようにしたい」と気を引き締めた。

今年は2週前の台湾ツアーで今季初戦を迎え、今週で3連戦目になる。ただ、「疲れはそんなにない。調子は先週よりも上がってきている」と予選落ちした前週「ダイキンオーキッドレディス」を思えば上向きだ。6打差逆転を狙う。(高知県香南市/石井操)

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