音を立て山肌駆ける炎 由布岳で春の訪れ告げる野焼き【大分県】

勢いよく燃える炎=9日午後、由布市湯布院町川上
勢いよく燃える炎

 【由布】由布市と別府市にまたがる由布岳(1583メートル)の麓で9日、野焼きがあった。春の訪れを告げる風物詩。炎が山肌を駆け、パチパチと音を立てながら黒く染めた。

 害虫駆除や景観保全、新芽の成長を促すことなどを目的に実施。由布市湯布院町の温湯区牧野組合(浦田直喜組合長)と地元消防団員ら約50人が参加した。

 バーナーで枯れ草に火を付けると、煙を上げながら勢いよく燃え広がった。近くにいた観光客らは、迫力ある光景を写真に収めていた。

 4月下旬には新芽が出始めるという。

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