現地３月９日に行なわれたブンデスリーガ第25節で、バイエルンはホームでマインツと対戦。８－１で大勝した。
この試合で抜群の活躍を見せたのがハリー・ケインだ。13分に先制点を叩き出すと、45＋７分、70分にもネットを揺らし、今季４度目のハットトリックを達成した。
昨夏にトッテナムから加入したイングランド代表FWは、これで今季25試合で30ゴールをマーク。クラブの公式サイトによれば、「ブンデスリーガの最初のシーズンで30得点を記録したのは、歴史上、伝説のウーヴェ・ゼーラーだけだ」という。
トーマス・トゥヘル監督が「彼はいつもやっていることをやってくれる。得点も決めて、模範となる選手だ」と評せば、守護神のマヌエル・ノイアーも「両足でフィニッシュできるし、ヘディングも上手い」と称賛する。
【動画】ケインがハット達成、バイエルンが８発圧勝！ マインツ戦ハイライト
ストライカーとしての真価を発揮するだけではない。マインツ戦では61分、右サイドから力感あふれるクロスをファーサイドに送り、ジャマル・ムシアラの得点をお膳立て。ケインは「目の端にジャマルの姿が見えた。おそらくこれは私のキャリアの中で最高のアシストの一つだ」と満足げに振り返る。
勝点を57としたリーグ２位のバイエルンは、無敗で首位を独走するレバークーゼンを７ポイント差（暫定）で追う。「まだ試合は残っているので、もっとゴールを増やしたい」と意気込むケインが、逆転優勝を目ざすチームを力強くけん引する。
構成●サッカーダイジェストWeb編集部
