障害者のアート活動を支援する茨城県水戸市根本のギャラリーカフェ「のっぱらかふぇ」で、障害の有無にかかわらず12人の作家による作品展「ハートアート展」が開かれている。作風が一人一人異なる絵画や立体作品、多くのポストカードなど「笑顔になれる」力作が並ぶ。
発起人のken1(けんいち)さん(41)は同県ひたちなか市在住で、東京都内の展示会やX(旧ツイッター)を通じて出展を呼びかけた。自身の内面を抽象画で表現する「直感的アート」で、アクリル絵の具や鉛筆、クレヨンなどを使って描き上げた「Love your smile」を出品している。
同県日立市在住の東雲(しののめ)謳(うた)さんの「みんないるよ」は、自ら考案したオリジナルキャラクター「ポンコツロボットのポンコツさん」を、カッパや埴輪(はにわ)などの「仲間」が囲む楽しげな作品。埼玉県や静岡県などの作家も出展している。
ken1さんは「笑顔になれる楽しい作品がたくさんそろった。一人でも多くの人に見てほしい」と話している。同展は31日まで。入場無料。