菊池杏菜(不来方高出)初選出 ハンド五輪最終予選、女子代表

ハンドボール女子日本代表に選ばれた菊池杏菜(アランマーレ)

 日本ハンドボール協会は8日、パリ五輪最終予選(4月・ハンガリー)に臨む女子日本代表の直前合宿メンバー20人を発表し、不来方高出身のレフトバック菊池杏菜(25)=アランマーレ=が初めて選ばれた。チームを通じ「とてもうれしい。チャレンジ枠を除いて初めての選出なので緊張もあるが、チームメートと切磋琢磨(せっさたくま)してパリ五輪切符をつかみたい」とコメントした。

 菊池は盛岡・見前中から不来方高に進み、2年時の近畿インターハイ8強に貢献するなど活躍。17年にアランマーレ入りした。身長156センチは代表選手で最も低いが、フィジカルの強さを生かし、一瞬の隙を突いて得点を奪う決定力がある。「コンディションのピークを持っていけるよう最善を尽くす。求められていることを整理して、チームの大きな戦力となれるよう頑張る」と意気込んだ。

 チームは今月14日からの国内合宿と、4月のデンマーク遠征を経て最終予選に臨む。4チームによる総当たり戦で、上位2チームがパリ切符をつかむ。日本時間12日にスウェーデン、同13日にカメルーン、同15日にハンガリーと対戦する。

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