春闘賃上げ 実現へ気勢 連合長崎など総決起集会 「人への投資を」

ガンバロー三唱で拳を突き上げる組合員=長崎市江戸町、旧県庁舎跡地

 連合長崎などは9日、春闘の本格化を前に、長崎地区総決起集会を長崎市内で開き、組合員ら約950人(主催者発表)が、賃上げの実現を目指し気勢を上げた。
 連合長崎地域協議会共催。連合長崎の髙藤義弘会長は、昨年の春闘で約30年ぶりの高水準での賃上げを達成したが、物価高による厳しさは続いていると指摘し「今年の春闘で物価と賃金が安定的に上がる経済のステージへと転換させよう」と強調した。連合の芳野友子会長も駆け付け「使用者に『人への投資』の重要性を思い切りぶつけ、粘り強い交渉で賃上げを勝ち取ってほしい」と組合員を激励した。
 次期衆院選の推薦候補者らも登壇。自民党派閥の政治資金パーティー裏金などを批判し、勝利を誓った。
 「全ての働く仲間へと持続的な賃上げの流れを波及させる」とする集会宣言を採択。全員でガンバロー三唱をした後、市内中心部をデモ行進した。

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