大谷選手のグラブで野球大会! 長崎・平戸の3小学校 「みんなで楽しい」 PTAが企画

試合前、大谷選手寄贈のグラブを手に気勢をあげる選手たち=平戸市南部多目的研修センターグラウンド

 「野球しようぜ!」-。米大リーグ、ドジャースの大谷翔平選手から寄贈された子ども用グラブ九つを持ち寄った小学生野球大会が8日、長崎県平戸市辻町の市南部多目的研修センターグラウンドであり、市南部地区にある3小学校の26人がプレーを楽しんだ。
 市南部の市立津吉小、志々伎小、野子小の3校PTAは、大谷選手が交流サイト(SNS)で発信したメッセージに応えようと企画。南部少年ベースボールクラスの選手と3校の野球未経験者が13人ずつ「ドジャース」と「サムライ」に分かれ対戦。同クラスOBの中学生が審判を務めた。
 先発投手と希望者が大谷選手寄贈グラブを使用。未経験者はルールやバットの持ち方、構え方を教えてもらいながら野球を楽しんだ。見守った各校の校長ら教職員や市職員、保護者ら約20人が「ナイススイング」「次は(バットに)当たるよ」などと声をかけ、好プレーに拍手を送った。
 「ドジャース」の先発投手、柴山陽士(はると)君(9)=津吉小3年=は「大谷選手のグラブは1度、キャッチボールをしたことがあった。きょうはみんなで野球ができてよかった」。「サムライ」の先発投手、吉永大翔(はると)君(11)=同5年=は「初めて触ったグラブは固さや大きさが自分のものと違ったけど楽しくできた」と振り返った。5イニングのスコアは9-9の引き分け。津吉小PTAの西宮英伸会長(40)が「この続きをまたやろう」と声をかけ試合を締めくくった。
 試合前の記念撮影では「グローブ(グラブ)ありがとうございます」「ご結婚おめでとうございます」のボードを掲げ、大谷選手への感謝、お祝いの思いを伝えた。

大谷選手寄贈のグラブを手に熱戦を繰り広げる選手たち

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