マーリンズがJ・D・マルティネスと契約交渉か 地元紙記者報道

地元紙「マイアミ・ヘラルド」のクレイグ・ミッシュ記者によると、マーリンズはここ最近、ドジャースからFAとなって現在も市場に残っているJ・D・マルティネスと契約交渉を行ったようだ。マーリンズは今オフ、昨季36本塁打を放ったホルヘ・ソレアがオプトアウト(契約破棄)の権利を行使してFAとなり、3年契約でジャイアンツに移籍。MLB公式サイトは「マーリンズはソレアを失っており、マルティネスを獲得するのは理にかなっている」と伝えているが、ソレアに代わる強打者獲得は実現するのだろうか。

マルティネスはドジャースと1年契約を結んだ昨季、113試合に出場して打率.271、33本塁打、103打点、OPS.893を記録。2019年以来4年ぶりに30本塁打&100打点をクリアし、3年連続6度目のオールスター・ゲーム選出を果たすなど、強打健在をアピールした。しかし、36歳という年齢に加え、ほぼ指名打者専門の選手であることが影響しているのか、シーズン開幕まで3週間を切った現在も契約が決まらない状況が続いている。

ソレアの後釜としてマーリンズがマルティネスを獲得するのは理にかなっているように思えるが、ミッシュ記者は「少なくとも現時点では、マルティネスはマーリンズにフィットしない」としている。なぜなら、マーリンズが指名打者に複数の選手をローテーションで起用する構想を持っているからである。正一塁手ジョシュ・ベル、正三塁手ジェイク・バーガー、4年契約の3年目を迎えるアビサイル・ガルシアなどが指名打者としての出場機会を得る見込みであり、指名打者を1人の選手で固定したくないというのが本音なのかもしれない。

なお、ミッシュ記者によると、マルティネスは2年契約を希望しているようだ。ジャイアンツは3年4200万ドルでソレアを獲得する前に、マルティネスに対して1年1400万ドルのオファーを提示していたことが報じられているが、マルティネスはこのオファーを拒否。2年3000万ドル前後をオファーする球団が現れれば、すぐにでも契約が決まりそうだが、衰えも懸念される36歳の指名打者に2年契約を提示する球団は出てくるのだろうか。

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