マカオ、食事客がテーブルに置き忘れたダイヤの指輪を着服…ウェイターの男逮捕

拾得物不当占有罪で逮捕、検察院送致された男(写真:マカオ治安警察局)

 マカオ治安警察局は3月9日、食事客がテーブルに置き忘れたダイヤの指輪を着服したとしてマカオ人のウェイターの男(20代)を拾得物不当占有罪で逮捕、検察院送致したと発表。

 同局によれば、昨年(2023年)11月、コタイ地区の統合型リゾート(IR)内にあるレストランで食事をした際、透明のプラスティック製の袋に入れたダイヤモンド製の指輪=13万3千パタカ(日本円換算:約243万円)相当をテーブル上に置いたまま退店してしまい、翌日訪問したが見つからなかったとする女性客からの通報が寄せられたとのこと。

 通報を受けた同局が店の監視カメラ映像を分析したところ、ウェイターの男がテーブルの片付けをする際に指輪を着服する一部始終が確認できたという。その後、3月6日に被疑者を警察署へ呼んで事情を聞き、被疑者は犯行を否認したものの、捜査で得られた情報を総合的に判断して男の犯行であることは濃厚と判断するに至ったとした。

 マカオでは拾得物不当占有事案がしばしば発生しており、警察当局が習得した場合は速やかに届け出を行うよう累次の呼びかけを行っている。

© 大航海時代新聞出版社有限公司