選抜高校野球大会対戦校決定から一夜明け 初戦に向け気持ち高める作新学院

ベースランニングに汗を流す作新の選手たち=作新高グラウンド

 第96回選抜高校野球大会(18日から13日間・甲子園球場)の組み合わせ抽選会から一夜明けた9日、作新学院は掛川東(静岡)との練習試合などで課題を確認しながら実戦感覚を養い、22日午前9時開始予定の神村学園(鹿児島)との初戦に向け気持ちを高めた。

 試合には敗れたものの、先発して5回1失点と好投した1年生右腕斎藤奨真(さいとうしょうま)は「球質などはまだまだだが、試合勘は戻ってきている」と話した。試合後はベースランニング、ノックなどを約3時間実施。「手を抜かず最後までやり抜こう」などと掛け声が飛び交った。

 小針崇宏(こばりたかひろ)監督は試合内容に不満な様子で「昨秋勝てたことが尾を引いている」と険しい表情。小森一誠(こもりいっせい)主将は「実力が足りていない。自信を持って大阪に行くためにも、気を抜かずにやっていかなければ」と表情を引き締めた。

 チームは11日の午前9時40分にJR宇都宮駅で出発式を行い、大阪へ出発する。

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