これ懐かしい!カプセルトイが勢ぞろい 横浜赤レンガの専門店「KENELE STAND」、人気トップは?

約170台のカプセルトイが並ぶ「KENELE STAND」=横浜市中区

 店内に設置されたカプセルトイの台数、実に約170。今や一定の年齢以上しか知らない「ポケベル」、昭和レトロ漂う「なかよしチャーミーちゃん」など多彩なラインアップが並ぶ。

 ここは、横浜赤レンガ倉庫(横浜市中区)2号館2階のカプセルトイ専門店「KENELE STAND(ケンエレスタンド)」。フィギュアメーカーのケンエレファント(東京都)が2月にオープンした。同社にとって、横浜では初めての常設店という。

 「子どもの頃、(アニメ・漫画)『キン肉マン』の消しゴムを買い求めた世代を中心に、大人を主なターゲットに据えた。中高生やZ世代から50代前後まで、客層は幅広い」と担当者。男女比は女性が6割、男性が4割という。

 断トツの人気を誇るのが、店舗限定のオリジナル商品「横浜愛ガチャ」(300円)だ。赤レンガ倉庫や横浜マリンタワー、ありあけの銘菓「横濱ハーバー」など、横浜の名所や名物をアクリルキーホルダーにした。

 現在、5種類を用意しているが、当然ながらカプセルを開けるまで何が入っているか分からない。「欲しい物を手に入れるまで、何度も挑戦する人もいる」と店長の高田真菜さん。お土産用に、複数個購入していく客も多いといい、「皆さんの横浜愛の深さを感じます」

 メーカーである同社は、利用客からの生の声をすぐに商品開発に生かせるのが強み。都内の駅構内などにも出店し、全国展開も見据えている。

 高田さんは「この店をきっかけにカプセルトイの魅力を知り、好きになってもらえたらうれしい。最新の商品やレトロな商品も取り混ぜながら、面白いと思っていただけるような店舗づくりを目指したい」と話している。

© 株式会社神奈川新聞社