障害のある人たちの体験講座「みしゃモンカレッジ」が9日、岡山県久米郡美咲町の障害者支援施設・さくらの実で開かれ、受講生らは元THE BLUE HEARTSのドラマー・梶原徹也さん（60）＝大阪府羽曳野市＝と一緒に「ガムテープ太鼓」を作り、演奏を楽しんだ。
1~5期生とカレッジサポーター、同施設利用者ら計約40人が参加。それぞれプラスチックバケツの口を覆うように布ガムテープを張り、即席の太鼓にした。それらを梶原さんのドラムに合わせてばちでたたいて練習した後、「パプリカ」「さんぽ」といった曲を合奏し、大きな打音を響かせた。
さらに梶原さんによるソロパフォーマンス、ドラムセット体験もあり、会場を盛り上げた。
3期生の飯田慎二さん（23）＝同町里＝は「前回よりガムテープがうまく張れ、太鼓はいい音がした。梶原さんとまた演奏できてすごく楽しかった」と話した。
同カレッジは「障害があっても学びたい、体験したい」という声を受け、2017年から同町社会福祉協議会が年に3回開講。
ドラムのソロパフォーマンスを披露する梶原さん
