サラー、クロップ監督の退任表明を回想「契約更新をしたと思ったけど…」

リヴァプールに所属するエジプト代表FWモハメド・サラーが、今シーズン限りでユルゲン・クロップ監督が退任することに言及した。9日、イギリスメディア『スカイスポーツ』が伝えている。

2015年夏からリヴァプールを率いているクロップ監督は、今年1月26日に突如今シーズン限りで退任することを表明。この発表には大きな衝撃が走ったが、サラーも全く予想していなかった出来事であったことを明かした。

「通常、10時30分に会議は行わない。10時30分は出勤時間だからね。いつもは10時30分に集合して、12時からトレーニングを行うのだが、その日は午前10時30分に会議があると言われた。僕は『え?』という感じだったよ」

「その時、監督の代理人も練習場にいたので、『ああ、彼は契約を更新したのか』と思った。でも、会議の5分にフィルジル(・ファン・ダイク)から『会議の内容を知っているか?』と聞かれた」

「『知らない』と答えたら、彼は『監督が辞めるんだ』と言った。僕は『え、本当に監督が辞めるの? 本気かい? なぜなんだ?』と聞いたけど、彼は『わからない』と言っていた」

「その後、監督がやってきて、ただそれを言ったけど、それまで誰も知らなかったから奇妙な感じだった。メディアには何も出ていなかったしね。彼は僕たちに準備もさせずにただ言ったんだ。僕たちにとっても、クラブにとってもとても奇妙な一日だったよ」

なお、現行契約が2025年6月30日までとなり、昨夏にはサウジ・プロフェッショナルリーグ(SPL)のクラブから高額なオファーが届くなど、今夏の去就にも注目が集まっているサラーだが、クロップ監督が退任することは自身の去就には影響を与えないことを強調した。

「今では動くことすべてが人生の一部だ。すでにとても重要な選手たちがここを離れている。監督もクラブにとって非常に重要な人物だけど、去ることになった。僕もいつかはクラブを離れることになるが、(クロップ監督の退任が去就に影響を与えることは)ないよ」

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