復興の歩みを首都圏に発信 岩手県などが東京で伝承施設を紹介

復興状況やのんさんのメッセージが展示されている風化防止イベント

 【東京支社】東日本大震災の風化防止イベント「復興・その先へ2024」は11日まで、東京都港区の汐留シオサイト地下通路で開かれている。被災地の復興の歩みや観光情報を伝え、首都圏に支援への感謝と東北の魅力を発信している。

 岩手、青森、宮城、福島の4県と東京都でつくる東日本大震災復興フォーラム実行委が主催。震災伝承施設や都の取り組み紹介、被災地を巡るVR(仮想現実)体験や物産販売など多彩な催しが行われている。

 俳優のんさんによるメッセージや復興をけん引する住民の映像も放映。本年度実行委代表の達増知事は「来場を機に東北4県にお越しいただき、復興が進む被災地の今をご体感ください」とコメントを寄せた。

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